0歳児のおしごと
『子どもは動きながら学ぶ』といわれています。
それは、目や耳で感じたことを脳で判断し、運動神経を使って手や足を使うので動くたびに脳が発達するからです。
特に手は「飛び出した脳」と言われるほど多くの脳神経とつながっています。
0歳児の発達は顕著で、五感で感じていたものが次第に三本指が動き出し、見るだけ触れるだけだったものが掴めるようになり、手首が回り始め・・・わずか1年で手や足が自由に動かせる!
楽しくて仕方がないこの時期の子どもはとても動きたがっています。
もっと自分の意思通りに動かせるように練習したい!そんな思いが『おしごと』に集約されています。だからみんなおしごとが大好き。
最初は、たいこのバチを掴んで叩いて音が出る、を楽しんでいました
「掴む」から「つまむ」へ。さらに手首を回して向きを変えて落とします
より小さな穴に集中です
おしごとに集中し『見る力』が備わってくると大人の動きを模倣しだします
後に自分で洟を拭いたり、身支度など『自己への配慮』へとつながります
自由に動きまわって、自分で選択して触れられるように、手の届くところに個々の興味や発達に合った教具や玩具を置いています
2、3カ月の赤ちゃんにも一人の時間をつくることはとっても大切
濃淡のモビールはよく見えて、動く様子を楽しんでいます
座れるようになると目線が変わり、もっと視野が広がります
ピアノを前にちょっと触れると音が出て♪五感を使って楽しんでいます
『触れる』から『握る』へ
この頃はみんなボールが大好き
見る、聞く、が主だった絵本の読み聞かせも、何度も読むうちにお気に入りの絵本にはこの反応!
反応が薄かった赤ちゃん時期からゆっくりと話しかけ会話していくと、絵本を通して対話がうまれコミュニケーション能力が発達します。『言語の発達』には吸収し言語の溜め込みを経て、後に『言語の爆発期』がやってきます
0歳児さんには日常の全てがおしごと☆
戸外での発見も沢山あります
地面の感触いっぱい味わって
子どもの世界はいつも発見や感動の連続
風のにおい、葉っぱの音、小さな昆虫、色とりどりの木の実や花の色・・・
子どもたちが自分で選んで感じることのできる環境を用意してあげることがわたしたち大人の役割です
子どもたちがより善く成長できるように、これからもそっとお手伝いさせて下さいね